広島市は、中国山地を背に瀬戸内海に面した「水の都ひろしま」とも呼ばれています。豊かな自然や文化、平和への祈りが息づくこの都市は、中国地方の経済や産業を支える要でもあります。そんな広島都市圏をつなぎ、支える高速道路網を紹介しましょう。
広島都市圏を走る高速道路網を一挙に紹介!
広島市を中心とする広島都市圏では、都市内の移動をスムーズにし、交通の高速性や定時性を確保するため、自動車専用道路「広島高速道路」の整備が進められています。現在は、1号線(安芸府中道路)、2号線(府中仁保道路)、3号線(広島南道路)、4号線(広島西風新都線)の4路線が供用中です。さらに5号線(東部線)は令和10年度の完成を目指して建設が進行しています。くわえて東部線(II期)や南北線(仮称)、草津沼田道路(仮称)といった新規路線の検討も進められており、今後の広島都市圏の発展を支える重要な交通インフラとして注目されています。これらの高速道路は、広島の暮らしや産業、観光の活性化にも大きく貢献しているのです。
高速道路には正式名称がある
「高速道路」と呼ばれる路線にも正式名称があります。たとえば東名高速道路は、法的には「高速自動車国道 東名自動車道」となり、名神高速道路も同様です。実際は「高速道路」は通称で、多くの路線は正式には「○○自動車道」と呼ばれています。ただ、正式名称ではかなり言いにくいことやイメージが尽きにくいことから、行政などのリリースでも高速道路の名称を使っているのが現状です。
高速道路と自動車道との違いは?
高速道路と自動車道は法的にはどちらも「高速自動車国道」に分類され、構造や走行ルールに大きな違いはありません。通称として「高速道路」と呼ばれるのは東名や名神など一部で、大多数は「自動車道」が正式名称です。速度制限も路線により異なります。高速道路だと思って走っていた道も、実は自動車道ということが意外に多いのです。ただ、機能としてはかなり似ているため、そこまで気になりませんが、豆知識として知っておきましょう。