奈良県は日本のほぼ中央に位置し、自然豊かな内陸県です。県庁所在地は奈良市で、人口が最も多いのもこの市です。温暖な気候が特徴的でありながら、南北で気候差が見られるこの地域では、放課後等デイサービスが充実しています。今回は、奈良で放課後等デイサービスを利用する際の手続きやサービス内容について詳しく解説します。
奈良での放課後等デイサービスの利用方法と申し込み手続きや費用とは？
奈良県での放課後等デイサービスの利用方法はまず、障がい福祉課または相談支援事業所で相談し、必要な助言を受けます。次に、利用申請を行い、障害児支援利用計画案（依頼すれば専用の支援事業所が作成してくれます）を提出します。支給決定後、事業者と契約し、サービスを利用開始します。費用は所得に応じて異なり、生活保護世帯や低所得世帯は無料ですが、一般世帯は月額上限が設定されています。なお、放課後等デイサービスの利用には、受給者証が必要です。これは市町村の福祉窓口で発行され、医師の診断書や障害者手帳が必要です。受給者証の支給決定日から利用可能で、事業所は居住地外でも選べます（奈良市に住んでいても天理市の施設が使える、など）。個別支援計画書やセルフプランは無料で作成され、療育・発達支援は様々な方法で行われます。
一般的な放課後等デイサービスのサービス提供時間は？
一般的な放課後等デイサービスのサービス提供時間は、平日が13:00～17:00、休日および長期休暇が9:00～17:00です。始業式や終業式、卒業式などの特別なイベント時には、下校時間に合わせて営業時間を調整し、臨時の送迎対応を行っています。詳細は放課後等デイサービスの事業所によって異なるので確認してみましょう。
放課後等デイサービスの具体的な負担上限額
放課後等デイサービスの利用者負担額は、生活保護受給世帯と市民税非課税世帯が0円、市民税所得割28万未満の世帯は月額4,600円、市民税課税世帯は月額37,200円です。なお、市民税所得割額は、住宅借入金等特別税額控除や寄付金税額控除を考慮する前の額で算定されることを知っておきましょう。