神様がいらっしゃる出雲
島根県で3番目に多くの人口を抱えているのが、出雲です。農業が盛んな都市で、ブドウや柿が有名。イチジクに関しては、特産品になっています。ただ出雲と言えば、神話の国のイメージがあるでしょう。貴重な文化遺産が数多く、神様の存在が感じられる雰囲気が市全体を覆っているかのよう。
出雲で評判になっているスイーツ店は、歴史ロマン溢れる所が多くみられます。ではどういったお店があるのか、調査してみました。
ぜんざい
最初に紹介するのは、ぜんざいです。出雲の有名神社前には、全国から多くのスイーツ好き集まるお店があります。諸説あるものの、ぜんざいが生まれたのは出雲の神事「神在祭」が関係しているのではという話も。「神在(じんざい)」が訛り「ぜんざい」と、変化したというものです。
現に出雲の神社では、11月25日に神様を送る神事が行われます。神事のさいに振る舞われるのは、餅と小豆を一緒に煮た「神在餅」です。神事と深く関係しているとなると、何千年単位の歴史があることになります。美味しくて評判になるのは、当然かもしれません。
生姜糖
昔の神社は願掛けを目的とした場所でもありましたが、行楽として出かける方も少なくありませんでした。いわば観光スポット。観光スポットとなると大勢の人が集まり、多くの店が立ち並びます。出雲も例外ではありません。神社の前には数多くの店が立ち並び、中にはスイーツを提供しているお店もありました。お店は令和の今もございます。
中でも評判になっているのが「生姜糖」と呼ばれるスイーツ。生姜が使われたスイーツは、現代でも珍しいかもしれません。
俵まんじゅう
出雲に足を運んだのならば「俵まんじゅう」は、避けて通れない一品です。ふんわりとしたカステラに、口溶けの良いあんこが詰められています。
俵まんじゅうも、神社へ参拝した人に向けて作られたスイーツです。お土産としても使えるスイーツになるので、たちまち大人気に。自分で食べるもよし、お土産として持って帰るのもおすすめです。