金額はめちゃくちゃ細かい
訪問介護にかかる金額は、利用者次第になります。一概に「〇〇円かかります」とは、言えません。システムもかなり複雑で、1回の説明での理解は難しいでしょう。
そこでかなり分かりやすく、訪問介護の料金についてご説明します。
単位で金額は決まる
訪問介護は、介護保険の適用がきく福祉サービスです。介護保険内で受けるサービスは、全て単位で決められているのです。単位は、サービス内容・時間・他の料金で決まっています。
例えば身体介護を20分受けるとしましょう。すると単位は167になります。身体介助と合わせて生活援助を30分受けるとしましょう。生活援助と身体介助を合わせると、単位は317となります。
実際のお値段は?
単位が分かったところで、値段まではハッキリと分かりません。そこで登場するのが、地域区分になります。同じ訪問介護であっても、住んでいる地域によって値段は変わります。
青砥で訪問介護を利用する場合は「東京都内」になりますので、20%も上乗せされます。身体介護20分の単位が167になるので、167から20をかけたら3340。つまり訪問介護20分の料金は、3340円かかる計算になるでしょう。
ただし本当に3340円支払う必要はありません。介護保険に加入しているのなら、1割~3割負担で済むでしょう。1割負担の場合なら334円。2割負担なら668円。3割負担であれば1002円が支払額となります。
要介護ごとに値段は変わる
さらに訪問介護の料金には、要介護ごとに分けられています。身体介護20分を受けたからとはいえ、本当に334円~1002円の料金になるとは限りません。
要介護1と要介護4の場合、身体介護20分の訪問介護を受けたとしても値段は変わります。一般的には、介護認定が低ければ低いほど安くなることは覚えていただければ幸いです。
制度を上手く活用しよう
訪問介護1回の利用金額は、いうほどの金額ではありません。しかし毎日受けるとなった場合、かなりの出費になるのは目に見えています。そこで目をつけたいのが、軽減制度です。
例えば生活保護を受けていたとします。生活保護を受けているなかで訪問介護を利用。月々の介護費用が3万円になったとします。すると1万5000円は、払い戻しがされる仕組みとなっています。払い戻しを受けるには申請が絶対条件ですが、上手く活用したいものです。