大阪府の県庁所在地として知られる大阪市。近畿地方の中でも人口・経済全体を含め最大規模であり、目覚ましい発展を続けています。その利便性や住みやすさから、子育て世帯にも人気のまちです。
今回はきょうだいのいる家庭に知ってほしい、放課後等デイサービスに関する大阪市の助成制度を紹介します。
放課後等デイサービスの役割とは?
みなさんは、放課後等デイサービスという名称を聞いたことがありますか?
放課後等デイサービスとは、障がいのある小学1年生から高校3年生までの子どもを対象とした通所施設のこと。放課後や長期休暇に日常生活や活動支援を提供することで、子どもの心身機能や社会的自立をサポートしています。専門のスタッフからのサポートが受けられ、就学とも無理なく両立できることが大きなメリットです。
大阪市では、2021〜22年の間に放課後等デイサービスの事業所がおよそ100件増加し、それに伴い利用者数も増えています。子どもの第三の居場所として、また保護者の負担軽減の視点からも需要の高いサービスなんですよ。
大阪市では、きょうだいのいる家庭に放課後等デイサービスの給付費支給を行っている
放課後等デイサービスは、保育園のように所得に応じて月額利用料が決まっています。そのため、きょうだいのいる家庭では重なる出費に悩む人も多いのではないでしょうか。
大阪市では、他のきょうだいが保育園等を利用している場合、放課後等デイサービスの利用料が一部軽減されます。本来の利用額と軽減後の上限負担額の差額が支給されるしくみです。毎月の負担が少なくなるととても助かりますよね。
事業所を通じて申請手続きを行う必要があるため、受給を希望する場合は放課後等デイサービスに相談してくださいね。
放課後等デイサービスは子どもの大切な居場所になっている
障がいのある子どもにとって、安心できる居場所づくりはとても大切です。それが家庭であることはもちろんですが、放課後等デイサービスのような社会全体で支え合える環境も必要です。
負担軽減によって利用者の不安を取り除くことで、より多くの人に必要なサービスが届くのではないでしょうか。大阪市で放課後等デイサービスを利用している人は、ぜひ参考にしてくださいね。