相模湾に面し、豊かな自然が残る平塚市。都心へのアクセスが良く住みやすいまちですが、その一方で人口は減少傾向にあります。65歳以上の高齢者の割合が増えているため高齢化率は30%に迫り、介護サービスを受けている人もたくさんいます。
今回は、介護サービスの中でも利用者の多い平塚市の訪問看護について、現状や利用方法を解説します。
訪問看護とはどのようなサービス?
訪問看護とは、介護保険で利用できる在宅サービスのひとつ。自宅に看護師が訪問し、医療行為を含めた療養上の支援を行います。主治医と連携した処置や服薬管理等が可能なので、「できるだけ住み慣れた自宅で暮らしたい方」「ターミナル期にある方」にとっても需要の高いサービスです。
平塚市内には訪問看護事業所が70件近くあり、それぞれの生活圏域に整備されています。
平塚市で訪問看護サービスを利用する方法
訪問看護は要介護1〜5の認定を受けた方が対象ですが、要支援1・2の認定でも「介護予防訪問看護」として利用が可能です。
サービスが必要な方で認定をお持ちでない場合は、介護保険課で申請をしましょう。介護保険被保険者証とかかりつけ病院の診察券が必要なので、忘れずに持参してくださいね。後日行われる訪問調査や主治医意見書の情報をもとに介護度が決定されます。
訪問看護は在宅サービスなので、利用にあたってはまず地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に連絡しましょう。訪問看護以外に必要なサービスを含め、担当のケアマネジャーがさまざまな相談に乗ってくれますよ。
訪問看護は介護者である家族にとって心強いサービス
在宅医療は24時間対応であることが多く、主治医やケアマネジャーなど関係機関との連携が必要不可欠です。主な介護者である家族にとっても、訪問看護師の存在は非常に心強いのではないでしょうか。
近年は高齢者の在宅生活を支えるため、地域医療の重要性が高まっています。その人らしい生活を送るためにも、訪問看護はより身近なサービスとして広がりそうですね。