タワークレーンの運用に必要な資格は?知っておきたい2つの資格

高層建築などで目にするタワークレーンですが、一見しても操縦などの運用は無資格でできないことが分かります。実際、タワークレーンの運用にはいくつかの資格が必要なのです。今回は、そんなタワークレーンに必要な資格についてご説明します。

タワークレーンの運用に必要な2つの資格を紹介

タワークレーンの運用には、クレーン運転士免許と玉掛け技能講習の受講が求められます。厳密には玉掛け技能講習は資格ではありませんが、講習を受けないとタワークレーンの運用はできません。次の項目ではそれぞれどんな資格なのか解説しましょう。

タワークレーンの操縦に必要なクレーン運転士免許の資格

タワークレーンそのものを運用するには、クレーン運転士免許が必要です。これは、国土交通大臣による国家資格であり、吊り上げ重要の5トン以上を含めたすべてのクレーンを操作できる資格です。そのため、この資格さえ持っていれば、タワークレーン以外のクレーンについても運転技術を持っていることが証明されるのです。極論をいえば、操縦だけであればタワークレーンにはクレーン運転士の資格を持っていれば良いということになります。

タワークレーンの運用に必須の玉掛け技能講習

タワークレーンにはクレーン運転士免許があれば操作はできます。しかし、タワークレーンはアームやワイヤーなどを操作するだけでは運用できません。なぜならクレーンに荷を取り付けなければ意味がないからです。そんな取り付けにも資格のような役割を持つ講習があります。それが玉掛け技能講習です。この講習ではワイヤーロープなどを使ってにを吊り上げるためんの準備から、実際に荷を取り付けた後、取り外すための玉はずしまでの作業で必要な資格です。つまり、タワークレーンで荷を取り扱うためには必須の講習なのです。この講習では合否が決まる試験こそ実施されませんが、講習会場で実技をする必要があり、一定のレベルになるまで繰り返し練習するため、現場で求められるタワークレーンへの荷の取り付け、取り外しには重要な講習と言えます。

タワークレーンの運用に必要な資格は?知っておきたい2つの資格
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