東京は多くのたまごやきのお店があります。
ネットで件数を検索すると約1万件でたまごやきを提供しているという情報が知られているのです。
このようにたまごやきが隠れた名物となっている東京のたまごやき事情について解説していきましょう。
築地には有名なたまごやきのお店がある
東京にはたまごやきの専門店も少なくありません。
その中でよく知られているのが築地にあるお店です。
大正時代から営業をしているお店で、現在も多くの方に人気のあるたまごやきの専門店として営業をしています。
たまごやき専門店として、たまごやきだけを提供しているというわけではなく、たまごやきにアレンジを加えてとりそぼろを入れたり、梅を入れたり、ねぎやとうがらし、青のりなどを入れたバリエーションも用意しています。
また、おみせによっては季節限定ではありますが、秋の味覚の王様である松茸を贅沢に使ったたまごやきを出しているお店もあるのです。
一方で、新しいたまごやきの専門店も有名です。
こちらたまごやきを中心に提供しているものの、お弁当としてお弁当の容器の半分をたまごやきにしているお弁当を提供したり、卵の扱いに慣れているノウハウを活かして親子丼などを提供していたリします。
いずれのお店もたまごやきがメインではあるものの、その技術やノウハウを生かして派生した商品展開をしています。
江戸前寿司とも関係のある東京のたまごやき
東京のたまごやきは江戸前寿司とも強い関係があります。
江戸前寿司に提供しているたまごやきをすし職人が学び、たまごやきを中心に据えて営業していたところ徐々に専門店化したところがよく知られています。
また、戦時中の闇市ですし店の営業が困難だった時代にたまごやきの技術をいかして、たまごやきを提供することで東京の飲食店業界に生き残ったというケースもあるのです。
いずれにしても根底には江戸前寿司の技術が活きたたまごやきであるということに変わりはありません。
現在は、専門店で学んだ方がのれん分けをしたり、あるいは独学で体得した技術でたまごやきを提供していたリ、以前に比べて多彩なバックボーンを持つたまごやきのお店が登場しています。